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プレスリリース・環境衛生インフォメーション

全国各地で猛威を振るうナラ枯れ

▼詳細
皆さんは“ナラ枯れ”という現象をご存知でしょうか。ナラ枯れとはその名の通り、ナ
ラ類やカシ類などの樹木が大量に枯死し、真っ白もしくは真っ赤になってしまう現象
を言い現在このナラ枯れが日本各地の里山で発生し、猛威を振るっています。

ナラ枯れは体長が数ミリのカシノナガキクイムシという虫が樹木に入り込む事で、保
菌している病原菌が原因で発生する伝染病です。特に樹齢が40~70年と高齢で直
径が大きい広葉樹の林に発生するケースが多いと言われています。

このカシノナガキクイムシは元々日本から生息が確認されている在来種で、江戸時
代以前からこの虫によるナラ枯れの被害はありましたが、全国的ではなく、局地的な
被害に留まっていました。

では何故、近年全国的な被害が出ているのか。その原因は日本人の生活スタイル
の変化が大きく関わっています。昭和30年頃までは里山のナラ類は薪や炭、椎茸
のほだ木の為に利用される等、人々の生活に密接に結びついていました。

しかし、その後に起きた燃料革命による主要エネルギーが薪や炭等から石油へ移
行した事により、ナラ類等を始めとした樹木の需要は低下し、木を伐採し、里山を管
理する人が居なくなり、放置される里山が増えていったのです。

伐採されずにそのまま高齢化・大径化したナラ類は深い皺が出来やすく、カシノナ
ガキクイムシが侵入しやすくなります。現在全国各地で発生しているナラ枯れは、里
山が人の手によって管理されずによって生まれた環境の歪みによって起きている
と言っても過言ではありません。

また、ナラ枯れが深刻化している地域では、今年の猛暑も相まってドングリが不作
となり、突然エサ不足に陥ったクマが住宅地など人里へ出没してしまうケースも多く
報告されています。

ナラ枯れが起きている地域とクマの生息域は重なっている部分が多い為、今後ナラ
枯れが益々広がってゆけば、エサ不足に陥ったクマを始めとした動物達が人里に出
没する事も比例して増えてゆく可能性があります。

便利な世の中になるにつれ、昔から存在している山の資源やサイクルの大切さが
忘れられてしまった事が歪みとなって、ナラ枯れと言う形で現れているのでしょう。

人々の生活スタイルと自然環境は非常に密接に関係しています。今回ご紹介した
全国各地で発生しているナラ枯れは、今後また日本人の生活スタイルがより便利
に変化していけば、また別の形で自然環境の歪みが現れる可能性を示唆している
のかもしれません。

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