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プレスリリース・環境衛生インフォメーション

蜂蜜とボツリヌス菌

少し汗ばむくらいの暖かい日もありますね。すっかり春の到来です!

お花も綺麗に咲いて、ミツバチにとっても忙しい季節の始まりです。

 

そんなミツバチが集める“蜜”ですが、東京都に住む生後6カ月の男児が3月30日に、

蜂蜜に含まれていた『ボツリヌス菌』が原因の「乳児ボツリヌス症」で死亡したと

4月7日に東京都が発表しました。

 

通常、母子手帳や蜂蜜食品には、蜂蜜を1 歳未満の乳児には与えないように促す情報が

表示してありますが、ご家族はそれに気づかず、蜂蜜には栄養があると考え、

男児に蜂蜜を混ぜたジュースを1日2回飲ませていたそうです。

 

ボツリヌス菌に汚染された食品を摂取しても、大人の腸内では、

ボツリヌス菌は他の腸内細菌との競争に負けてしまうため、通常何も起こりません。

 

一方赤ちゃんの場合は、まだ腸内環境が整っておらず、

ボツリヌス菌が腸内で増えてしまいます。

(なお、1歳以上の方にとっては、蜂蜜はリスクの高い食品ではないとされています。)

 

●症状

「ボツリヌス食中毒」と、1歳未満の乳児にみられる「乳児ボツリヌス症」の症状を

簡単にご紹介致します。

 

<ボツリヌス食中毒>

・8時間~36時間で症状が出現

・吐き気、おう吐

・左右対称に体を動かせない

・視力障害(視力低下、立ちくらみなど)

・言語障害

・えん下困難 (物を飲み込みづらくなる)

 

<乳児ボツリヌス症>

・便秘状態が数日間続く

・全身の筋力が低下する(脱力状態)

・哺乳力の低下

・顔が無表情になる

・泣き声が小さくなる

 

いずれも、重症例では呼吸不全などにより死亡する可能性があります。

 

●対策

ボツリヌス食中毒の場合は伝染する病気ではありませんが、原因と考えられる食品は

周りの方が食べないように注意しなければなりません。

 

乳児ボツリヌス症を予防するには、1歳未満の赤ちゃんにはボツリヌス菌が混入している

可能性がある“蜂蜜”や“コーンシロップ”、“黒糖”を摂取させないことです。

 

―いかがでしたでしょうか。

ボツリヌス菌について少しでも理解が深まったら幸いです。

 

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