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プレスリリース・環境衛生インフォメーション

国際ホテル旅館 第296号に林先生の記事が掲載されました!

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【小さな悪虫の生態特性】

この厄介な虫の営みをもう少し詳しく眺めてみよう。その生活の場は、人の生活と極めて緊密に接し、人と離れては暮らせない。

この虫はその名前からして、英名を「ベッド・バグ」、和名を「床虱」と呼ばれるように、人と寝食を共にしている。

また普通の虫は、親、成虫が卵を産み、それが幼虫となって、あまり活動をしない「蛹」という時期を経て
成虫となる。しかしトコジラミは、卵から幼虫になるとそのままの姿で、蛹の時期を欠いて成虫になる。

このように、トコジラミは、卵の期間を除いてずっと人から血を吸い続ける生態特性を持った虫である。

また、生活適温は、25℃から17℃といわれ、今日の都市環境は、トコジラミにとっては実に「天国」なのだ。

このような生存環境であれば、四季に関係なく、出没を繰りかえす。人にとっては快適な環境は、トコジラミにとっても快適この上ない。

トコジラミの成長は、卵から令を経て成虫になるが、この令の代わる脱皮の前には、盛んに吸血する。

その幼虫は、脱皮を重ねるが、その都度大きく発育する。その体長の変化は、1令で1.3mm、2令で2.0mm、3令で3.0mm。4令で3.7mm、更に5令に至ると5.0mmとなる。

この成長が進む中での1匹の吸血量は、1令幼虫で0.36mm、4令幼虫では4.3mmという。また雌成虫は7.0mm、雄で3.9mmという。

また幼虫の令期と一回の吸血の所要時は、2令幼虫が1分間、3令幼虫が2.5分間、5令幼虫では11分間という。なお、雌の成虫では、4.5分から15分間で、雄の成虫で10日であった。

トコジラミの成長に従い、吸血所要時間が長くなり、その量も増える。雌成虫に15分もかけて、7.0mmづつ吸血され続けるとかなり苦痛を伴うに違いない。

なお、5回も脱皮を重ねて成虫になったトコジラミの寿命は、雌が198日(95日から255日)、雄が28日(148日から327日)である。

一雌の生存期間の吸血回数は、112回でその産卵数が413個を数えたという実験例がある。また一雌の吸血総量は0.34gという記録がある。

トコジラミの低温下の強さは、卵の発育には10℃以上が必要だが、0℃の条件下で死滅するのに、21日を要したという。また、30℃では卵から孵化し、6週間生存した。このように低温下での耐性は、かなり高い。

また成虫は飢餓には強く、吸血源がなくとも23℃条件下で、雌が69日、雄が85日も生存した。室温が13℃だと1年間も生存した。それに0℃での絶食耐性は、吸血後成虫で175日、未吸血の1令虫が154日も生存したという実例もある。

これらの耐久性は、一度発生を許した時の難防除性を暗示しているものだ。恐るべしトコジラミというべきか?

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